城南町について

城南町は熊本県の中央部に位置し、国指定史跡に指定されている貝塚や古墳等、歴史的遺産が数多くあります。
2010年3月23日、城南町は植木町と共に熊本市と合併し新熊本市が誕生しました。

海にも近く、狩猟や海産物などが得られ生活しやすい土地であったことから、城南町には古代から多くの人が居住していたようです。町内には阿高貝塚・御領貝塚や塚原古墳群などの遺跡が存在しています。 
熊本県内で一番古い寺とされる「陳内廃寺」(8世紀初頭)の建立や、9世紀の「益城国府」の推定地としても有力視されているなど、古くから開けていた土地でした。また、中世には益城地方の重要な城として隈庄城が築かれました。

現在の城南町は、北部は肥妖な水田地帯を有する杉上地区(旧杉上村)、中部は城南総合出張所や城南中学校、火の君文化センターや城南図書館・児童館、商店街などがある隈庄地区(旧隈庄町)、南部は塚原古墳公園や熊本県民天文台、くまもと城南温泉スポーツ文化センターなどがあり、雁回山の一部を有する豊田地区(旧豊田村)の3地区からなっています。
3地区は元々別々の自治体でしたが、元来結び付きが強く、1955年(昭和30年)に合併し城南町となりました。